◆「自分」ありきのタイプ・・・タイプ5・タイプ7・タイプ8
自分ありきというのは、自己中心的で、相手の意向を無視しているという極端な視点ではなく、
・自分が他者を受け入れる。
・自分が他者を認める。
・自分が他者を好きかどうか。
人間関係において「自分」ありきの観点であり、
・相手が嫌な思いをするかな?
・相手はどう思っているのかな?
ということが、後回しになります。
しかし、実際には人間関係の中で、相手の想いに関わらなければならず、
食い違いや拒絶されることもあります。
そういう場合、「自分」ありきの人は、
・「自分」が退く。
・「自分」を押し付ける。
・「自分」が諦める。
という、「自分」ありきの対応となるのです。
自分の意思を強く持ち人に合わせるのは難しく、独善的になりやすいのです。
◆「他人」ありきのタイプ・・・タイプ1・タイプ2・タイプ3・タイプ4・タイプ6・タイプ9
「他人」ありきというのは、上記とは、逆の発想で、自分の意思を持たないということではなく、
また、他者の為に自己犠牲を強いるという極端な視点ではなく、
・相手が自分を受け入れてくれるかどうか。
・相手が自分を認めてくれるかどうか。
・相手が自分を好きかどうか。
人間関係において「他人」ありきの観点であり、
相手が嫌な思いをするかな?
相手はどう思っているのかな?
ということが、自分の意向よりも往々にして優先にされるのです。
「他人」ありきの方は、相手に拒絶されたら、というより、
・相手に拒絶されないように、ほのめかしたり、
・相手に嫌われないように、相手のニーズを見たり
・相手に受け入れられるように、振舞おうとする。
という対応になり、拒絶されると、引き下がる傾向にあります。
協調性はあるが、迷いも多く受動的に対応することで人間関係の安定を図ろうとします。
表現はおのずと、自分ありきの人のほうがストレートになり、
他者ありきの人のほうが、遠まわしになります。
普段何気なく私達は自分の時間の感覚を基準にして人と接しています。
例えば、親しい友人に会った時に「お久しぶりですね」と言う事がありますが、
この「久しぶり」という時間は一体どのくらいの時間の経過なのでしょうか。
ある人は、1ヶ月ぶりだと「久しぶり」だなと思い、
ある人は1週間ぶりに会っても「久しぶり」だなと感じます。
仕事上でも、「これ至急にやってくださいね」と言って渡した書類を受け取った相手が処理をするのに、
「至急」なのだから、「今すぐに」と捉える人もいますし、
「今日中」に処理をすればいいのだなと思う人もいます。
「何時までに」と時間設定を明確にせず、「至急」という言葉を使うと例えば1,2時間経って、
まだ処理が済んでいない書類を見て、依頼者が「至急って言いましたよね」と言い、
受け手が「はい、だから今日中にはしようと思っていました」なんて、会話が成されるかも知れません。
こういう経験の中で「あの人には今すぐにやってください」と言わなきゃとか・・・・。
自分で相手に対しての対処を変えて、
時間の感覚の食い違いを回避していることも往々にしてあることです。
今の時代はメールや携帯、PCなどコミュニケーションツールが多くあります。
そのやり取りの中で、着たメールにすぐに返信をする人からすれば、
1日、或いは2日経ってから返信がくると、「遅い」と感じるでしょうし逆に、
時間の感覚の長い人からすれば、
1日、2日で返したのであれば「すぐに返事した」という感覚を持つでしょう。
と、それだけの感覚の違いなら葛藤やトラブルは起きませんが、
自分の感覚を基準にして付随する感情が生まれてきます。
特に一対一の親密な関係なら尚更ですが、
「すぐ」に返事がないということは愛情がないのかしら?とか、
何で返事が来ないのだろうと考えてみたりすることもあるでしょう。
ですが相手は「すぐ」に返したという感覚があれば、
まさか相手がそういう思いでいるということには気付かないのです。
感情面での行き違いや思い違いがあれば、
「そういうつもりではなかった」と誤解を招き、
相手とのコミュニケーションがギクシャクすることもあると思いますが、
エニアグラムがこの“ズレ”を解消し自分自身と他者との感覚の違いを埋めてくれるのです。
